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商テン見聞録

儲けるの言葉の意味

2008年2月26日(火)

 「儲ける」って、一般的には、良いイメージより悪いイメージの方が強いような気がします。
 でも、本音は儲けたいですよね。

 この「儲ける」という言葉で忘れられない話があります。

 以前、BIGLOBEで企画営業として働いていたとき、ある空手本部に提案をしていました。
 でも、色々な事情があって、今後、話を進めることが相手にとってメリットがなくなることが予想され、上司と検討した結果、謝罪をかねてお断りに伺いました。

 ほかの取引先から紹介してもらったうえに、こちらから企画を持ち込んで断ることになるので、はっきり言って立場なしの状況。
 話がどっちに転ぶか解らなかったので、ひとりで行くことにしました。わたしは契約で働いていたので、問題になったとき、わたしが責任をとれば、周りに迷惑がかからないのもありました。

 本部の部長に怒られるのを覚悟して、事情を説明し、謝罪したところ、ちょっと間があってから、意外な言葉が発せられました。

「冨樫さん、儲けるの意味って知ってるかい?」

この状況で返す言葉が見つからなかったので、「いえ、わかりません」と答えたところ、

「儲けるとは、『信じる者』って書くよね。このことは知っている人が多いけど、じゃあ『信』ってどういう意味か知ってるかい?
 『信』とは『他人(ひと)が言う』と書くんだ。
 だから、儲ける人っていうのは、他人が言ってくれる者のことを言うんだよ。

 世の中、自分のことを信じろって言う人が多いけど、信用できないよね。
 今日は、よく言ってくれたね。ぼくは冨樫さんのことだけ信用するよ。」

 結局、その後、取引はなく、わたしも北海道に来たので、お会いしてませんが、生涯忘れられない言葉になりました。
 営業していて良かったと思う出来事のひとつです。

 マーケティングの本に、お客さんの声や実績を載せることが進められていますが、これは「儲ける」ために必要なことなんですね。

 会社案内やチラシ、ホームページにお客さんの声をぜひ入れてください。

 
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